今昔伝奇 座敷童 百物語
相州・相模の国のとある小さな村。廃寺のお堂で、浪人がひとり夜露をしのいでいた。と、そこへ村の若者5人が大量の蝋燭を抱えて駆け込んできた。100本の蝋燭に火を灯し、これから怪談百物語に興じようというのだ。それを見ていた浪人も面白がって仲間に加わり身の毛もよだつ話が一つ一つ語り始められた。が、話が一巡したところで浪人は若者たちが6人いることに気づく。座敷童か? 皆顔見知りだというが化かされているに違いない。と、その時若者の1人が突然斬られた。一体誰が? お堂の中を疑心暗鬼が駆け巡る……。